標準装備でほしい!アイデア秀逸な自転車のリフレクター(反射板)がすごい
ウィングリフレクター「Refppy」(岡崎産業株式会社)をご紹介。飛躍的に夜間の自転車の視認性が高まるリフレクター(反射板)だと思いました。ちょっとしたアイデアの製品でコストも小さく、軽快車やシティサイクルなどの常用自転車には標準装備でいいんでないかと思います。
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既存のリフレクターの落とし穴とは?
自転車には夜間に、クルマなどからの視認性を高めるためリフレクター(反射板)が付いています。主に後輪のフェンダー(泥除け)後方とペダルの側面部、そして車輪のスポークに挟みこんで取り付ける薄いリフレクターがありますね。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) オッフル ホイールリフレクター クリア Y-4731
- 出版社/メーカー: キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)
- 発売日: 2012/03/09
- メディア: スポーツ用品
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これだけ付いていれば十分??
まずひとつの限界として、上記に貼ったスポークに挟みこむタイプのリフレクターは主として自転車の側面からの視認性を考慮したもので、後方からの視認性にはほとんど寄与しません。
夜間に後方からクルマで近づいた時を考えると、フェンダー後部のリフレクターと、ペダル側面についてあるリフレクターが目につくはずです。
動きや点滅がないと視認性は一気に下がる
十分に後方からの視認性も確保しているように思われますが、実は非常に頼りない面があります。フェンダー後部のリフレクターはただ固定されている部品なので反射するとはいえ動きがありません。そしてペダルのリフレクターも(ここ重要!)ペダルを漕いでいないと動きがなく一気に視認性を下げてしまいます。
クルマを運転される方は分かると思いますが、例え前方に反射板があっても、点滅するなり、動きがあるなりしていない場合は、認識に確実に遅れが生じます。
ウィングリフレクターは後方からの視認性が飛躍的に高まる
ウィングリフレクターがすごいところは、スポークに挟みこむリフレクターに「ウィング(羽)」をつけるというアイデアだけで、走っている自転車の後方からの視認性を常に(ペダルを漕いでいなくても)非常に高いレベルで確保することができる点です。
小さな町工場の社長さんが見つけた着眼点
開発した岡崎産業株式会社の社長さんは、とある橋を渡って下っていく際に、坂を下る自転車にヒヤッとした体験から、この商品の開発に着手したそうです。
ペダルを漕いでいないと既存の反射板の効果は著しく下がってしまう、という着眼点を見つけて、それを超シンプル&低コストに解決するアイデアと発明力に唸りました。
上記titleタグのとおり、ブラジャー用ハンガーが主力の姫路の小さな町工場です。