ボールペン選びに困ったらこの対応表を見て特性違いのものを2〜3選べばOK!!

まあ困ることはないかもしれませんが。。ボールペン選び、文具屋さんの棚の前に立つといろいろありすぎて良く分からない。なんとなくデザインなんかで選びがちですので、選ぶ際に参考にできる特性対応表をまとめてみました。

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各種ボールペンの特性/メーカー別対応表

各社の代表的な銘柄のボールペンをピックアップして、特性別(油性/水性/ゲル)に対応表にしてみました。銘柄によっては「こいつは水性バージョンでもでてるよ」などあると思いますが、細かいところは抜きにしたざっくりした仕様です。おまけにシャーペンとその他部門も付けておきました。

三菱 ゼブラ パイロット ぺんてる
油性 ジェットストリーム ジムノック
スラリ(注1)
アクロボール
Dr.グリップ
ビクーニャ
ゲル(染料) ハイテックC スリッチ
エナージェル
ゲル(顔料) ユニボールシグノ
スタイルフィット(注2)
サラサ フリクションボール(注3)
ジュース
ハイブリッド
水性(染料) Vコーン ボールペンテル
水性(顔料) ユニボールビジョンエリート
ユニボールアイ
マルチボール マイクロボール
シャーペン クルトガ シャーボ オプト オレンズ
グラフ
その他 ポスカ マッキー Vペン サインペン

注1:スラリはエマルジョンインクという油性/水性の混合インクです
注2:スタイルフィットはリフィル式で油性なども選べますがメインはゲルインクということで
注3:フリクションボールはこすって消せるボールペンという事で実際には顔料ではなく特殊なインクですが便宜的にここに入れました

それぞれの特徴は?

油性/水性/ゲルの違いは?

  • 油性:耐久性に強み。水に濡れても消えにくい。にじみも起きにくい。昔はかすれやインクだまが起きやすかったけど、最近のものはその心配なし。
  • 水性:さらさら〜っと筆を走らせられる書き心地が気持ちいい。ただし水に濡れるとにじみます。耐久性に関しては油性よりも劣ります。
  • ゲル:油性と水性のいいとこどり。さらさらした書き心地と、にじみにくさを両立。

染料系と顔料系の違いは?

  • 染料系:インクが紙に染み込むことで筆記できます。発色がいいのが特徴で、この染料系のペンは色も豊富。書き味もさらさら。
  • 顔料系:染料系のように染み込まず、インクが紙の上に乗るイメージ。耐久性は染料系よりもこちらに軍配。油性の代替でゲルを使うのなら顔料系を選びましょう。

どうやって選ぶ?ポイントはこんな感じ

まずはきちんとした書類(お役所系など)に記入する場合に備えて、1本は油性の黒ボールペンを持っておきたいところ。郵便物の宛名書きにも油性がベストです。

ノートや手帳用など普段使いには、ゲル顔料が使いやすいと思いますが、でも最近の油性ボールペンはさらさら書きやすくゲル顔料と遜色ないため、油性でも全然OKかな。

ゲル染料は、ハイテックCやスリッチの売り場を見れば一目瞭然ですがカラー豊富。綺麗にノートを取りたい学生さんなんかには嬉しいです。ハイテックCのニードルポイントという細いペン先は、小さな手帳のカレンダー欄なんかにはぴったりです(耐久性が劣るといえば劣りますが比較の問題で、そうそう消えて読めなくなるわけではありません)。

水性はどうでしょうか。あえて水性を持ちたい、というのは少しマニアックな方かもしれません。老舗Vコーンの書き心地には熱烈ファンも多いようです。メモやスケッチなど、さらさら~~~っと書き飛ばしたい時には最高の相棒です。

個人的なおすすめ

普段使いなどには、個人的にはシグノの「RT1」というボールペンがいちおしです。上に写真を貼ったヤツです。デザインもシンプルで、書き味も申し分ない。ペン先のボールが格納されている部分のエッジを滑らかに加工しているそうです。

宛名や書類記入にはしっかり濃く書けて書き味もスムーズなサラサかスラリを使います。メモやアイデア出しなどにはVコーンが活躍します。その他、ハイテックCとエナージェルも好きですが、あまり使う場面がありません。エナージェルは書き味は最高だと思いますが、デザインがあまり好きではないんですよね。

ネットで検索するとすこぶる評価が高いジェットストリームはするする滑りすぎて個人的にはちょっと使いにくいかな。