コクヨの定番ノートなら、キャンパスノートより先輩のフィラーノートがお気に入り
先日の記事がたいへん多くの方に読まれたようで、嬉しい限りです。
すかさず「ノート選びに困ったら~」バージョンを書いて、ダブルコンボを狙おうと思いましたが、いまいちワクワクするような表にならなかったのでボツに。
ちょっと高価格帯のこだわり系のノートまで含めればなんとかなりそうでしたが、あえて100円台の定番ラインの豊潤にこそ目を向けたい(なんのこっちゃ)。とりあえず今日はお気に入りのノートを紹介したいと思います。
キャンパスノートよりも歴史が古いコクヨのロングセラー
さて、定番ノートといえばコクヨのキャンパスノートがお馴染みです(上記写真)。ノートといえばコクヨのキャンパスだろ、と言わんばかりにノート売り場を占拠しています。
が、そこからちょっと隅のほうに目を向けると、つつましやかに存在しているはず。
フィラーノートです。
コクヨのフィラーノートは1960年発売、キャンパスノートよりも15年も先輩。売れ続けているから残っているのでしょうが、今後も細く長く残り続けてもらえるよう、ここでささやかに布教させてください。
フィラーノートはアナログなEvernoteである
まずEvernoteとは、メモや画像などをどんどん放り込んでおくと何かと便利なウェブサービスですね。あえて、分かりやすくEvernoteを例にしましたが、つまるところは「Inbox方式」の情報整理が得意なツールということです。
Inbox方式とは?
Inbox方式とは、ひとまずInboxフォルダになんでも入れておいて、あとからカテゴリやタグで分類するという情報整理の手法のこと。
※話は変わりますが、以前ロンドンに少しだけ住んだ時に、割れガラスも生ゴミも一緒に捨ててしまうInboxなゴミ収集でびっくりした。あとから分類する仕事をする人がいるからOKなのだとか。いやいや…。
フィラーノートはアナログInboxフォルダ
フィラーノートの一番の特徴は、ノート用紙1枚1枚をペリペリと切り離してファイリングできること。切り離したサイズが正サイズ(A4、B5など)になっていて、ファイリング用の2穴も開けられています。
つまり、どんどん書き溜めて(Inbox!!)、あとからペリペリ切ってファイリングして、不要なとこは捨てて、というフローが気持ちよくできるノートがフィラーノート。ルーズリーフの存在にはここでは触れません!
こんな感じでフィラーノートを使います
- 読書メモ、ブレスト、落書きなどなど1冊のノートにばしばし書きこんでいく。見開き右側(表面)だけに書いて左(裏面)は使いません(安いからできます)。
- 適当なタイミングで、残しときたい分は切り離して分類別にファイリング。要らない分は捨てる!
メインの用途としては、ほぼ読書メモ用です。バックナンバーになったときに1冊にいろんなジャンルが混在しているより、わけてファイルしておけば参照がぐっとラクになります。
安いので気にせず使える。しかもシンプルかつ機能的。くるくるしたロゴもかわいい。キャンパスノートに隠れて見えないぐらいの立ち位置で、ロングセラーを更新し続けるところがしぶい。そんなノートです。