ずっと使われてるお薬でも「あれ?効果なくね?」となって再審判が下される話

ブログはじめました。

 

何を書こうか、コンセプトは?タイトルは?と悩み始めると果てしない事になってしまう性分なもので(実際にそんな状態になってしまい)、なかなか書き始められませんでしたが、もはや観念してすごく適当な感じで始めてみようと思います。

 

しばらくは、今勉強中の薬学検定の勉強メモみたいな感じです。あと1ヶ月ほど。ブログ書いてる場合じゃない・・・。

 

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photo by Auntie P

実は効果がなかった(かもしれない)お薬

やっぱり、そんなお薬もあるんですね。塩化リゾチームという抗炎症成分。慢性副鼻腔炎や気管支炎などの薬に配合されている成分だそうです。2012年に有効性についての再評価指定がされている、と。

 

どういうことかというと、「お薬としての効果がない疑いがあるからもう1回試験を行って確かめてみてね、効果が確かじゃないと販売させないよ」という厚生労働省からのお達しです。

 

別に、昨日今日に見つかった薬効成分が疑われているわけではなくて、この塩化リゾチーム自体はおよそ90年ほど前に発見された、けっこう歴史あるものなんですけどね。2015年までに臨床試験を行ってその結果を報告する事になっているそう。来年には、この薬の命運が決まるわけですね。

 

すでに販売をやめちゃったお薬も

この塩化リゾチームに関しては、「どうやら効果がなさそうだし、再試験するのももういいや 」という感じで、早々と販売を中止してしまったお薬もあります。武田薬品工業は消炎酵素製剤のダーゼンというお薬を販売中止しました。他にも佐藤製薬のアセス錠剤内服タイプ、東和薬品の塩化リゾチーム製剤も。

 

ずっと服用している方もいらっしゃる薬だったのに、ある日突然に薬効がないといって店頭から消えるんですね。そんな事もあるのかあ、という感じです。ちなみにあすか製薬のアクディーム、エーザイのノイチーム、日本新薬のレフトーゼといったお薬は、一部の効能表記を削除したうえで、再評価試験を進めているそうです。

 

どんな結果になるのか、2015年のニュースをチェックしたいと思います。